都市銀行の魅力に気づこう!

都市銀行の普通預金

2011年3月に発生した東日本大震災以降、都市銀行の普通預金の残高がなぜか増えている傾向が始まり、2013年に入った状況でもその傾向は堅調に推移しているのです。これは都市銀行だけではなく、多くの地方銀行や信用金庫でも見られている現象です。なぜこのような現象が起きているのでしょうか。

その答えはやはり「すぐ引き出せる」メリットを追求している傾向があるからです。災害にあって財産を失い、定期預金をすぐにでも解約したかったのに、証書も印鑑もなく現金化するために時間がかかった顧客が多かったこともあり、急場の財源を普通預金に入れておくという傾向が高まったのです。残念ながら金利がよくなってとか、サービスが向上したから顧客が流れたというわけではないのです。

実際に都市銀行の金利を調べてみると、2013年10月1日現在の金利は、三菱東京UFJ銀行の普通預金で0.02%、都市銀行の中で最も高いのがりそな銀行の0.025%となっています。ネット専業銀行の老舗ジャパンネット銀行の金利が0.04%であること見比べても、ネット専業銀行にも及ばない数値となっていて、決して預けて金利のメリットがある数値とは言えません。

ですから、今後は「すぐ引き出せるようにしておきたい現金」を都市銀行よりネット専業銀行に移そうとする動きが高まることは必至です。りそな銀行が2013年6月に都市銀行間の均衡を破って0.025%まで普通預金の金利をアップさせましたが、しばらくは都市銀行間で金利の競争が起こりうる可能性もあります。しばらく都市銀行の普通預金からは目が離せないでしょう。